CG, コンピュータ, 書評

スティーブ・ジョブズ 神の交渉力

スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)

akiras さんから本を頂いたので、早速読んでみました。

この本はちょっと前に話題になってて、私も読みたいなと思ってたのでちょうどよかったです。

いやいや、この本に出てくるジョブスは、正に極悪非道、鬼畜と言うしかない酷い人物です。自分の気に食わないことをした人間は即クビ、どんなに会社に貢献した人物だとしても、存在した痕跡すらすっきりと消してしまうほどの非情さを持つなど、伝説のスピーチをした人間と同一人物とは全く思えないです。

だからこそ今の Apple があり、PIXAR があるんだとも言えるんでしょうが近くにいる人はたまったものじゃありません(笑

ただ、本書の内容はどこまでが事実で、どこからが著者の主観や憶測で書かれたことなのか曖昧な点が多すぎるので話半分、どちらかと言うと読み物として楽しむ程度に留めておいたほうがいいんじゃないかとは思いました。間違っても、ここに書かれているジョブス像を鵜呑みにして同じように振る舞うなんていう愚行だけはやめましょう(笑。ジョブスだからこそできることなんですから。

あと、各エピソードの終りに挟まれている著者の小噺が一々鬱陶しいです。途中からこの部分は読み飛ばしてしまいました。松下幸之助とかの話をされてもねぇ…本書が想定している読者は興味を持つ話なのかもしれないですけど。

コンピュータ, 雑記

復活

昨日から自宅ネットが不通になっていたのですが、ようやく復活しました。

原因は、昨日行なった電話設備工事で間違って私の家の線を切ってしまったからだそうで。困ったものです。

その時の言い訳がまたアレで、「線が古くて劣化してたみたいで、ハズみで切れちゃったみたいです」だそうで。えぇ〜;;

まあ、即日対応してもらえたしよしとしますが。

それにしても、自宅ネットが繋がらないとメールは受けとれないしアンテナは使えないし困りものです。やっぱりどこかにサーバーを借りた方がいいのかなぁ。

書評

フォーカス・リーディング

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術

私の速読の師匠、寺田さんが本を出版されたので私も購入しました。

内容はセミナーやらメールマガジンで述べられていることとそれほど変わらないのですが、これだけの情報が一冊の本にまとまっているというのはありがたいです。この本を10分読むだけで速読法のおさらいができるんですから!!

私はちょうど一年ぐらい前にセミナーを受けたんですが、それ以前と以後では別次元と言えるほど読書に対する取り組み方が変わったのを覚えています。最近は読書もサボり気味で、速読力がかなり落ちてきてしまっているのでちょっと危機感を覚えているんですが…

速読というと、”1分で一冊!!”とか、とにかく人並み外れた速度で本を読むことができる能力と勘違いされがちなんです。しかし、それは”速読”の一面でしかないんですね。

速読の本当の力は実はそこにあるのではなく、”読書をする”ということに幅と奥行きを持たせることにあります。例えて言うと、普通の人は 60Km/h で公道を走ることしかできないのに、ある人は時には4Km/hの徒歩の速度で、またある時には300Km/hのF1の速度で街中を探索できるということです。

そういうことができれば、自ずと読書から得ることができる情報量・質もコントロールできますよ、というのが核心です。

もちろん、自分に読んだ本の内容を受け止めるだけの器がなければ何もなりません。そういう本は、速度にも読後の情報量にも如実に現れます。私がドラッカーを読んでも、一度で全く理解できないのもそのせいです(笑。

実際のセミナーは受講料も結構いいお値段するんで誰にでもオススメできるわけではないですが、こちらはポッキリ1100円。オススメです。

おっと、最後はダンコーガイみたいな締め方になっちゃった。

Chiyama the Focus Reader

書評

テクノロジストの条件

テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編))

はじめて読むドラッカーの技術編、”テクノロジストの条件”。方向性が似通っていることもあって、前出の “明日を支配するもの”と被っている部分もあったので復習もかねて読み進めることができた。

歴史

  • これまでの”歴史”は西欧諸国の発展史でしかなかった
  • 日本やアジアの台頭により、本当の意味での歴史が始まった

情報革命

  • 現在の情報革と同程度の革命は、過去にも起きている
  • 印刷技術の発明に始まる産業構造の変化、宗教改革

マネジメント

  • 知識を評価するのがマネジメントの仕事ではない。
  • 生物が新陳代謝をするのと同様、過去のものを捨てることが大事
  • 過去が捨てられず、むしろ維持するためだけに優秀な人材を浪費している組織が余りにも多い

テクノロジスト

  • かつては労働と技術は全く別のものと捉えられていた
  • 単なる労働者でも知識人でもない。理論と技能を身につけた者
  • 個人が持つ知識や技術が資本の為、流動性が高い

イノベーション

  • 価値の創造
  • イノベーションを行なえない組織は生き残ることはできない
  • 大企業が起業家的ではないというのは正しいわけではない
  • 既存の事業がイノベーションの障害となる

本の内容のほとんどが消化できていない…あと数回は読み直さないと。

書評

明日を支配するもの

明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命

はじめて読むドラッカーで言及した通り、ドラッカーの著書を購入したので、徐々に読み解いていきます。

今日は”明日を支配するもの”を一通り読んでみました。

こういった本はあまり手に取ったことがない上に、内容自体がドラッカーの思索を本にまとめたようなものなので、一度読んだだけでは全てを消化しきれませんでした。せいぜい、後半ぐらいになってやっとボンヤリと形が見えてきたかな?というぐらいです。

そんな状態なので、詳しい感想は2回目以降に取っておきます。

最初にざっくりと読んだ限りでは、本書で言われている “明日” というのが、既に “今日” になってしまっている印象が強いです。最初に出版されたのが 1999年という、普通でも一昔と言われる時代なのだからしかたがありません。むしろ、”今日”になってしまっているからこそ今すぐにでも行動を起こさなければいけないのかもしれません。

本書を読んだ後だからこそ現在のドラッカーの思索を垣間見てみたいという欲求に駆られます。が、氏は既に亡くなってしまっているのでそれが叶わないのが残念です。

CG, コンピュータ

Vaio type Z

CGトラッキングさんの記事を読んでたら、Vaio type Z が欲しくなっちゃいました。

【物欲】 予約開始!CGも出来るモバイルノートPC『VAIO typeZ』を注文してみる

スペックだけ見ても、私が今使ってる type G の倍ぐらいは性能アップな上に、GPU に NVIDIA GeForce 9300M GS 搭載っていうのが魅力的です。これだったら、Houdini とかもそれなりに使えちゃったりするんでしょうか?

というか、このスペックだと仕事で使ってるマシンよりも性能がいいかも(ぇ

モノは試しと、さっくりと Web で見積りをとってみたら 264000円でした。うーん。今使ってる type G が幾らになるんだろう?あんまり保護とかキズとか関係なくガスガス使ってるから、下取りは期待しない方がいいんだろうなぁ。

…と思ってちょっと調べたら、最大で58000円ナノカ… Y!Auction だと 30000円とかで出てるよー。これだったら実家で使ってもらったほうがいいなぁ。 ガックシ。

Houdini

Houdini tutorial 進捗 – 15 Shattering a Glass of Water(3)

今日も引き続き不明な部分を解明しながら試行錯誤。

指定した部分だけ、周囲より細かく破壊する方法

  • Group SOP でグループ化して、Delete でいらない部分を削除…するらしい
  • Group SOP でグループを作る時、”Select Connected Geometry” オプションつきで選択したものから作りたいけど、方法がわからない。Number タブの “Transfer Selection To Pattern” ボタンを使ってもうまくいかない
  • Primitive を選んで、Viewport の上にある Operation controlls toolbar の Visibility プルダウンから “Hide selected…”を選んで Visibility オペレータを作ってから、そこで指定されている Group を Pattern に Copy&Paste すればうまく動く→すごくダサいなぁ。もっとちゃんとした方法があるはず。
  • なーんだ。選択した状態で Copy→Pattern に Paste でいけるのか。わかってしまえば何てことはないけど、ハマった…

その後、作ったグループを元にオブジェクトをわけて、片方にもう一回 Shatter をかけてみたもののあんまり結果がよくない。うーん。これはもうちょっと調べないと。

Houdini

Houdini tutorial 進捗 – 15 Shattering a Glass of Water(2)

いろいろ試しながら復習する関係で、最後のチュートリアルは何日かに分けてこなすことになりそう。まずは、今残ってる疑問点から解消していくことにしよう。

switchを、指定したタイミングで切り替える方法

  • Expression を組めばできるっぽい。9Frame 目で切り替える場合は Select Input に “if($F <= 9 , 0 , 1)” と指定する
  • あれ?このままだと切り替えた後のオブジェクトが表示されない?
  • この方法ではダメで、RBD FracturedObject の Creation Frame を 9 に指定して、Expression に “$FF >= ch(“../glass1/createframe”)”と指定する必要があるらしい。うーん。
    • $FF : $F は 整数、$FF は浮動小数。今回の場合はどちらでもOK。
    • ch() : 指定したパラメータの値を返す
  • “Houdini on the spot” の P.38 には Switch SOP で、if 文を使って切り替えをする例が載っているから if 文を使うこと自体は悪くないと思うんだけど…
  • そうこうしている内に、if文を使った場合でも動くようになっちゃった。ナゼ!?
  • わかった。Creation Frame == 切り替えタイミングじゃないときちんと評価されないのか。
  • マニュアルを読んで納得。
    Creation Frame:”The frame number on which the object will be created. The object is created only when the current frame number is equal to this parameter value. This means the DOP Network must evaluate a timestep at the specified frame, or the object will not be created.”

switch でオブジェクトを切り替えている時のDOP Import での指定のしかた

  • こちらは簡単。何も考えずに Object Mask に “*” を指定しておくだけ
  • しかし、これだと余計なオブジェクトも Import されてしまう。気持ち悪い!!
  • MMB で表示されるオブジェクトの一覧を参考に、テキストでリストアップもできる。”glass piece*” とか。
  • dopobjscreatedby() の結果も列挙できる。
  • 特定のオペレータを通過したオブジェクトのみ列挙できないものか?→dopnodeobjs() でできる

いろいろこだわって詳細まで調べ始めると全然進まないなぁ。まあしかたないか。

Houdini

Houdini tutorial 進捗 – 15 Shattering a Glass of Water(前半)

思ったよりも長くかかったこのシリーズも、これで最後。いやー、結構なボリュームだった。

最後まで気を緩めずに進めることにしよう。

  • ここまでくると解説もざっくりとしかしてくれないので、自分でいろいろ調べながら進める
  • shatter でグラスを適当に割るところまではサクサクいけた。そのままRBD Solver を適用しても、うまく破壊できない。何故?
  • あー、RBD Fractured Object を使わないといけないのか。
  • 壊れるようにはなったものの、Shatter 前のオブジェクトが残ってしまう。何故?
  • initializeWater が非表示になってなかったからだった。
  • dopobjscreatedby で、Dop Import に読み込むオブジェクトが指定できるのはいいけど、今回みたいに switch で切り替えている場合はどうするの? Geometry 中でも切り替える必要がある?

今日はここまでで時間切れ。水を注いで弾丸で破壊するのは明日にしよう。あと、ビデオだと弾丸が当たる部分だけより細かく破壊していたんだけど、その方法がちょっとわからなかったのでそれも調べないと。