月: 2007年9月

書評

レバレッジ勉強法

レバレッジ勉強法

本田直之氏のレバレッジシリーズ最新刊、”レバレッジ勉強法” を読みました。タイトル通りどうやって勉強するか?という点に焦点を当てて、氏のノウハウを惜しげも無く公開しています。

特に私が参考になったのは、”目標から逆算して時間割を作る” “時間帯によって勉強する内容を変える” といった点でした。それ以外にも目から鱗な記述テンコ盛りなので、ぜひ一読をオススメします。

以下は私が読書後に印象に残った部分を書き出したキーワードです。

  • 時間割をつくる
  • テレビは1.5倍速
  • まずは一歩を踏み出す
  • ROI
  • 瞬発型の知識/遅効性の知識
  • 目標を細分化する-“会計を勉強したい”は曖昧すぎる 。会計士になりたいのか?経営のために知識を得たいのか?
  • 相手を知る
  • 目標と期日を決めて、逆算型でスケジュールを立てる
  • 参考書選びは慎重に
  • 選んだ参考書を三回繰り返す(20%/50%/80%)
  • 三回繰り返した後、覚えられない部分を暗記カードへ
  • 学生より、社会人が勉強する方が大事
  • 人気が集まる分野は避ける
  • NHK英語講座の活用
  • 時間帯によって勉強内容を変える
    • 朝はインプット
    • 夜はアウトプット
    • 寝る前は暗記

このキーワードにビビッ!!と来たアナタ!!ぜひ読んでみてください。

書評

2日で人生が変わる 「箱」の法則

自分の小さな「箱」から脱出する方法2日で人生が変わる「箱」の法則

以前読んで目からボロボロと鱗が落ちる感じを覚えた”自分の小さな「箱」から脱出する方法”の第二弾、”2日で人生が変わる 「箱」の法則” が先日発売されました。

第一弾がすばらしいできだったので、今回の本も期待に胸を膨らませながら読んだのですが、その期待を裏切らないすばらしい内容です。

「箱」作り出す恐ろしい「共謀」、「共謀」の作り出す「仲間」、果ては戦争まで、全ては「箱」(=自己欺瞞)から生まれるという話には驚くばかりです。

本作は入門編だった第一弾の内容を強化する形で話が進められ、前回語られた内容がより深く掘り下げられています。そのため、まずは第一弾の内容を消化してから取り組んだ方が得られるものは多いと思います。

もっと言えば、これらを交互に繰り返し読み返すことをおすすめします。それぐらいのことをしても十分に元が取れるぐらい価値のある二冊です。

書評

「関係の空気」「場の空気」

「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)

会社の女の子に「KY(空気読め)って言葉を初めて聞いたとき、痴山さんの顔が浮かびましたッ!!」って言われるほど空気が読めない痴山ですこんばんは。

本書は一対一の関係に生まれる「空気」を「関係の空気」、三人以上の人が集まった場に生まれるものを「場の空気」として大きく分けて扱い、「場の空気」には問題があり、「関係の空気」はむしろ必要なものというスタンスで話が進んでいます。

「場の空気」は「総意」「世論」「国民感情」などと形を変えて度々現れて、意思決定に重大な影響を与えるのですが、冷静に考えるとほとんどの場合理論的な答えとは全く違う結論を下す ことになっています。本書では、そのような事態がなぜ起きるのか?という疑問に、とても判りやすく答えています。

更に、関係が巧くいっている場合には想像以上に機能する「空気」が、ちょっとしたできごとで機能不全に陥る「窒息」や、「空気」を自分のために操作することで「権力」を得る人たちの実例にまで言及されていて思わず”なるほどなぁ”と唸ってしまいます。

最後の提言に関しては全面的に同調できない部分もあるのですが、普段は目にすることができない「空気」にはっきりとした輪郭を与えているこの本は一読の価値ありです。

書評

経営の大局をつかむ会計

経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ (光文社新書)

会計ってお硬〜いイメージがつきまとって、私みたいな技術畑の人間にはとっつきにくい印象があります。

そんな会計音痴な人にもオススメできる 会計の本がこの本です。

細かい会計の仕組みにはこだわらないで、武富士やトヨタなど、実際の企業のバランスシートや損益計算書から、企業の実態をあぶり出す方法をわかりやすく解説しています。

細かいことは専門家に任せるとしても、自分たちが働いている会社がどんな仕組みで成り立っているか? を知っておくと、いろんなことが見えてくるかもしれません。

雑記

Blog はじめました

昔から Web 日記という形で日記は書いていたのですが、ここ数年は忙しさ(と mixi )に かまけてサボっていました。

日記を書かなくなると、文章を書く力が目に見えて落ちていくものなんですね。以前からそんな大した力があったわけでもないのに、最近は全然文章が書けなくなっている自分にガクゼンとします。

そんなこともあって、日記を再開することにしました。いきなり全開にすると疲れてしまうんで、細々と続けられたらな、と思っています。

この記事より以前のものは、mixi  や過去の日記から拾い出したものたちです。こちらも順次追加していく予定です。