投稿者: chiyama

CG, 映画

モンスター・ハウス

モンスター・ハウス デラックス・コレクターズ・エディション
遅ればせながら、モンスター・ハウスを観てみました。

…えっと、ハウルの動くし(ry

…そんなことはナイですね。失礼しました。

元々この作品を観た理由というのがパフォーマンスキャプチャーがすごいらしい!!と聞いていたからという偏った動機からだったんですが、結構面白くて楽しむことができました。

あと驚いたのが、キャラクタの動きをモーションキャプチャで収録しているにもかかわらず、いい感じに加工して人形アニメ的なキャラクタや世界観にピッタリとはまったスタイルに仕上がっていたことです。これはナニゲにすごいですよ。おかげでモーションキャプチャにありがちな、中途半端なナマっぽさが消えていい味をだしてました。

メイキングも穴が開くほどじっくり観たんですが、いろいろ参考になることだらけです。……カメラの台数は逆立ちしても勝てないですけどね。200 台以上って…どんだけ〜!!

コンピュータ

Emacs, Wanderlust and SKK

一念発起して乗り替えた Thunderbird でしたが、案の定 というか使い心地に慣れることができず、古巣の Wanderlust に戻ることにしました。

戻るとは言っても完全に元の環境に戻るわけではなく、GUI 版 Emacs(Windows なら Meadow、Mac OSX なら Carbon Emacs) 上で Wanderlust を動かして、更にインプットメソッドは SKK に統一してみることにしました。我ながら何でこんなマニアックな選択をするんでしょうねぇ。

GUI 版にした理由は、メニューがあれば頻繁に使わない機能はメニューで補なえるし、日本語表示の面でもストレスにならないだろうという目論見があったからです。

メーラーの乗り換えに関しては、前回 Thunderbird の為に作業した時に IMAP 化していたので結構さっくと行なうことができました。あとは当分使ってみて様子を見るとしますかね。

SKK は、以前からずっと試してみたいなぁと思っていたんですが、ちょっと試してみたらかなり快適に使えそうな感じがしたので使ってみることに決めました。快適に使えそうと言っても、慣れるまで当分は効率は落ちるでしょうけどね。今も SKK で入力していますが、普通のインプットメソッドを使うよりも少ないストロークでザクザクと文章が打てるのは使っていて気持ちいいです。

コンピュータ

Thunderbird

実を言うと今まで GUI ベースのメーラーを使った事がなかった私ですが、最近一念発起(?)して自宅も職場も Thunderbird に乗り換えました。

これまでは mnews → Wanderlust (どちらもターミナル上で動かしてマス)という UNIX ユーザにありがちなマニアックなメーラー遍歴を辿ってきていました。

Wanderlust はとても良いメーラーだと思うんですが、ターミナル上で Wanderlust を使っていると添付ファイルを開くのがちょっと面倒くさいとか、日本語名の添付ファイル周りがちょっと…とか、たまにしか使わない機能のショートカットを忘れてしまってネットで探さなきゃいけないときがあるとか、そもそも設定ファイルを書くのに Lisp の知識が必要とか、単に道具として使うにはいろいろハマるところが多いなぁと感じていたのでモノは試しとばかりに軟弱な環境に移ってみたわけです。

Thunderbird を使い始めてまだ数日ですが、何も考えなくてもマウスでポチポチっと操作するだけで大抵の事ができてしまうのは楽ですね。添付ファイルもダブルクリック一発で開けるし、やりたい操作のショートカットを忘れて呆然とする事もありません。

反面、ウィンドウ内に表示される情報の密度が薄いのが気になります。最近のメーラーは左側にフォルダ一覧、右上にメール一覧、右下に本文を表示する 3pane タイプが主流な上に、ウィンドウ上部には操作の為のボタンが並んでいたりするので、ある瞬間に必要な情報が表示されている領域は全体の半分ぐらいしかないんですね。これはもったいない。

Wanderlust では 1pane のフォルダ画面でフォルダを選択すると 1 ないし 2 pane のメール一覧と本文表示画面に移ったので、ウィンドウのほぼ全ての領域を情報表示にできます。この方式なら、ウィンドウが小さめでもかなり快適にメールの読み書きができました。

あと決定的に違うのが、操作感です。Thunderbird はマウスで操作できる反面、何かをするたびにしょっちゅうキーボードから手を離さなければいけないので操作の流れが途切れてしまいます。 Wanderlust だったら Cx-o でできる pane 間の移動もマウスでやらなければいけないので、かなりイライラします。

でまあ、いろいろ考えたんですがこれらのいいとこ取りができる環境って GUI 版 Emacs(or Meadow) + Wanderlust なんじゃないかと思ってたりします(笑。普段はキーボード操作で全部済ませて、必要な時にマウスを使ってメニューから機能を選ぶ事ができれば万事解決してくれるかもしれません。あんまりストレスが溜まるようだったらこっちを試してみましょうかね。

書評

はじめての課長の教科書

はじめての課長の教科書

書評ではなく”書評Blog”評をしただけにも関わらず、著者のNED-WLTさんからもコメントを頂いてしまった本書が今日届いたので、早速読んでみました。

内容は既に紹介した “あなたの会社の課長はどう?成長する会社の課長の役割十箇条” に素晴らしい形でまとめられているのでそちらを参考にした方がいいのですが(笑、ここで注目されている課長の役割 10箇条」以外にも興味を引かれる部分がありました。

それは、課長になった人がその後どうすればいいか?というキャリアプランについての記述です。10箇条が自分以外の人に向けた行動なのに対し、キャリアプランに関しては自分をどうするか?という自分に向けた問いかけと言えます。

そして、このキャリアプランを考えるための戦略を考える記述を読んだ時、本書が表面的な “あるべき論” に終始する理想の “課長” 像を追いかけるだけでなく、現実の清濁併せ持ったリアルな課長の為の本だということを実感する事ができました。

課長になった人が “次” を目指すときの目標として

  • 部長(追記:肝心のコレを忘れていました!!)
  • 課長
  • 転職
  • 起業

という具体的な四つを上げ、そこを目指すためには何をすべきか、社内政治や人脈の使い方といった泥臭い話にまで言及していたのが生々しいです。同時に、こういった生々しい事の隅々まで気を配る事ができて、”プロ課長” と言えるんだろうなというのも実感させてくれる一冊です。

前回紹介した書評だけでも一読の価値があると思っていましたが、実際に手に取って読んでみて、更にその気持ちが強くなりました。世の中の課長さん、そして課長さんと関わる人、必読です!!

ブログロール

課長論

最近、様々な書評 blog で書評されている “はじめての課長の教科書” の書評で、一際目立った記事がありました。

あなたの会社の課長はどう?成長する会社の課長の役割十箇条

以下は、「はじめての課長の教科書」を読んで、私なりにまとめた「課長の役割 10箇条」です。ご興味を持たれた人は、本を読んで更に学んでいただければと思います。

ここに上げられている10箇条は、常に私が感じている事と見事にマッチしている上、それが的確に言い表されているのが素晴らしいです。

確かに中間管理職と言われているように上司からの叱責に耐え、現場からの突き上げにも耐えるという大変な面もある人たちですが、同時にどちらからも情報が集まって、両方の立場から会社を見渡す事ができる立場でもあるんですね(超大企業になってしまうとそうもいかないでしょうが…)。

そういう人たちが時には上と下とのパイプ役になり、時にはどちらにとっても良き理解者になることができればそれほど素晴らしい事はありません。当人にとっては大変ですけどね。

その逆に、よくない課長が手元に入ってきた情報を元に好き勝手したらどうなるでしょうか?それは火を見るよりも明らかですね。現場のモチベーションの低下、経営陣と現場との断絶、それによる経営判断の狂い…考えただけでも恐ろしいです。でも、きっと日本中どこでも起きている事なんでしょう。

課長だけに限らず、課長的な役割を担うことになっている人、そして課長と少しでもコミュニケーションを取らなければ行けない全ての人が心得ておきたい10箇条です。

雑記

論文のコスト

ちょっと古い話ですが、先日こんな記事が出ていて気になりました。

東大の論文、1本1845万円 国立大でコスト最大級

私立や地方の国立大と比較した旧帝大の研究規模の大きさは今更言うまでもないですが、その指標として論文一本あたりのコストを取り上げるのは余りにも恣意性が高過ぎるんじゃないでしょうか。

この記事だと一時情報へのリンクが貼っていなかったので自分で探してみたんですが、こちらからデータを引っぱってきたようです。

国立大学法人の財務分析

わたしも詳しく内容を検討するほど暇じゃないんでざっくり見ただけですが、肝心の数字は P.42 の表 4-17、”論文あたり資金と論文数(2006 年)” に載っています。

asahi.com の記事だけを見ると東京大学の論文の「生産性」が悪いように受け取られるような印象を受けるのですが、実際にこの資料にあたると私立大学まで含めると東大以上にここで言う「生産性」が低い大学は 8 大学もあります。

そもそも研究って分野によってかかるコストは全然違いますよね。例えて言うならスーパーカミオカンデを作るのとnytr作るのじゃ全然違うのに、それを同じ土俵で比較するようなものです。

論文一本いくらかかったかで論文の価値を判断するって、よく冗談で言われる “レポートの評価はページ数に比例する” っていうレベルと全く変わらない発想です。全く以てクダラナイ。

個人的には、技術系な研究開発に関しては東大って良い仕事してる印象をもっています。

料理

ドライトマトのオリーブオイル漬け

ドライトマトがあったので、オリーブオイル漬けを作りました。


ドライトマト

作り方は至って簡単。

お湯を沸騰させて、火からおろしてちょっと冷やした後にドライトマトを入れて蓋をして五分待ちます。


投入

五分経ったらお湯から上げて、ザルで水を切りながら三時間待つ。


ザルで三時間

三時間ほど経ったら待ちに待った瓶詰めです。その前に、使いやすいように丁度良い大きさに切っておきます。

丁度良い大きさに切る

あらかじめ熱湯やアルコールで消毒しておいた瓶に詰めます。好みに応じて唐辛子を入れたりハーブを入れたりニンニクを入れたりします。今回は唐辛子と胡椒で風味をつけてみました。

詰める

そして瓶詰め完了。後は楽しみに待ちながら寝かせます。翌日から美味しく食べられるみたいですが、私は一ヶ月から半年ぐらいかけて楽しみます。

瓶詰め完了

Let’s enjoy!!

コンピュータ

Python

私は普段スクリプト言語に Ruby を使っているんですが、最近はアプリケーションの組み込み言語として Python が採用される事が多い(というか、ほとんど Python!!)ので、Python でコードを書く事が多いんですね。

個人的には Python は “ブロックの範囲をインデントで指定する”なんて腐った仕様が大ッ嫌いな上に、文法のセンスの無さにいちいちイライラさせられるので極力触りたくない言語のうちの一つなんですけど。というか、Ruby が余りにもよく出来すぎているんですよ。Ruby マンセー!!

ところが、今仕事で一番需要があるのが Python っていう悲しい現実もあるわけです。先日もテキストファイルを読み込んでパースするだけで数時間かかったりしてましたし。Ruby で書けばモノの10分で終るのに!!

とは言え、このままじゃどうしようもないのでメインで使うスクリプト言語を Python に変えようかなぁと最近思ってます。少なくとも基本的な文法とタプルやディクショナリぐらいはスラスラ使いこなせるぐらいにならないとどうにもならないですからね。

とりあえず、今週末はネットの資料をいろいろ漁ってみる事にします。

コンピュータ, 雑記

(都合の?)良いプログラマの見分け方

Geekなぺーじ : 良いプログラマの見分け方を読んで思った事。

良いプログラマの見分け方というか、良いプログラマになるために必要な要素という意味ではここに上げられている事柄は全て大事だし、プログラマに限らず優秀な人って誰でも同じ事をしていると思うんですよ。プログラマだったら暇があればプログラムを書いていたり、絵描きさんだったら落書きをしていたり。

それはいいんですけど、それを勘違いして、仕事でも「好きな事やってるんだから自分で学習して当たり前でしょ?でも、業務ですぐ使う訳じゃないから自腹でやってね。使えそうだったら取り上げるから」っていうことを当たり前のように口にする人が多いのがどうなのよ〜?と思ったりします。

それってつまり、会社や上司から見たらリスクフリー、コストフリーで新しい技術なり資産なりを手に入れようとしているわけで、余りにもムシが良すぎる考えじゃないかと思います。ちょっと前に問題になった、”QC活動の時間は業務時間かどうか?”という議論も根っこはおんなじですよね。

自学自習して身につけた技術や資産を仕事に転嫁したらその分の見返り(上っ面の褒め言葉とかではなく、もっと実利的な!)があるならともかく、それすら無いまま自己研鑽の名の下にプライベートな資産(お金ももちろん、時間も)を差し出しなさいというのは単に労働者を食い物にしてるだけに過ぎないです。

更に悪い事に、プライベートを削ってでも自分の技術を磨こうとするぐらいハマってる人は、食い物にされてる事に気づかずに突き進んでしまう事が多いんですね。そういう人たちは、周囲にも同じ事を要求する傾向が高いので困ったものです。

個人の成果物を仕事に取り入れる時に、搾取されるのではなくきちんとリターンを得るいい方法ってないものなんでしょうか。

プログラマであれば作ったプログラムをシェアウェア化して、そちら経由で回収する方法はどうかなぁと考えたこともあるんですが、それも結局うまくいかないんじゃないかという気がするんですよね。

コンピュータ

クラウドマップ

クラウドマップというサイトが、すごいです。

google など従来の検索エンジンは検索したいキーワードを知っているということが前提でWebページを検索することはできても、キーワード間の類似性や、”そのキーワードに近いけれども知らないキーワード”を探すことが困難でした。

知らないものは探せないという、当然のことを当然にこなしていたんですね。

それに対して最近はタグクラウドを使ってBlog執筆者の興味の傾向を浮き彫りにしたり、ソーシャルブックマーク(SBM)を活用してネット界隈でどういった記事が注目を集めているかを視覚化する試みがなされてきました。こういった機能を活用することで、自分の興味の範囲外のものでもある程度拾い集めることができるようになってきました。

それに付け加えてクラウドマップは、検索結果間のつながりを大きさや距離として視覚化して提示することに成功しています。このマップを見るだけで、自分が興味を持った事柄に近い何かを探すことができるようになっています。

更にこのシステムがいいのは、検索結果表示の上位レイヤーとして機能するので、Blog や SBM の内容、果ては Amazon のような既存サービスの情報まで扱うことができることです。既存のコンテンツをそのまま活用できるのは大きなメリットでしょう(いまのところ、自分で新しいクラウドマップを作ることはできないみたいですが)。

このシステムを使った後に既存の検索エンジンを使うと、目隠しをしたまま手探りで探し物をしているような感じすら受けます。

このサービスは、久しぶりに本当に新しいものを見た!!と思えるものです。今後どのようなサービスが展開されるのかまだわからないですが、注目の技術です。