Blender, CG

Blender2.5 Alpha1


数年ぶりに Blender を触ってみようかなと思い立って WBS+ さんのところのチュートリアルなどを見ながらボチボチ触っています。

Blender ってオープンソースのソフトには珍しいくらいドキュメントが充実していて、使い始めるためのとっかかりがたくさんあるのが素晴らしいです。これで、アノ独特すぎる UI がもっと普通なら、ものすごい勢いで普及してもおかしくないんですけどね。。。

久しぶりに使ってみても、独特の UI には慣れ辛いです。それと、初めて知ったんですが Blender って、座標系が 3ds max と同じ ZUp なんですね。これはかなり嫌な感じです(笑。CAD 出身でもないのに、何でこんな座標系を採用したのか・・・謎すぎます。

その Blender ですが、これまでの 2.4 系から大幅に UI を改良した 2.5系のアルファ版の開発が進んでいます。公式ビルドとしては Alpha0 が配布されていますが、svn 版は Alpha1 になっているようなので、svn 版を独自にビルドすることにしてみました。

いろいろとドキュメントを探していると Building Blender というものを発見しました。しかも、このページは 2.5 系列まできちんとサポートしていて、私もほぼここの記述の通りに作業するだけでビルドができました。素晴らしい!!

自宅環境は Mac なので 2.5/Mac を参考にして

  1. ソースコード取得
  2. 外部ライブラリ郡取得
  3. SCons でビルド

という手順と、あとは私の環境に合わせたちょっとした調整で完了。朝と夜にわけたものの、思い立ってから数時間の作業で自前ビルドの Blender を使うことができるようになりました。この規模のソフトウェアがこれだけ楽にビルドできるのは驚きです。

特に助かったのが、2 の外部ライブラリの部分です。普通はこれだけでかなりの時間を割かれる(そして挫折するw)ところを、Blenderチームは必要なものを自分たちでまとめて管理していてくれて、svn サーバーからチェックアウトするだけで全部揃うようにしてくれています。

独特すぎる UI や座標系などがあってこのまま自分のメインツールにするのはちょっと躊躇してしまう Blender ですが、自分で改良できるのは大きな魅力です。頑張れば UI をゴッソリ入れ替えて Maya っぽくできちゃうかもしれないですしね(笑

そんな妄想も膨らませながら、もうちょっと触ってみたいと思います。

Blender2.5 Alpha1”への1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です