仕事もボチボチ一段落ついて、数ヶ月ぶりに早く帰宅できたので今更ながら見てみました。PIXAR の CARS。
正直なところ、今まで CARS ってあまり魅かれなかったんですよね。だって車でしょ?子供向けアニメじゃないの?って。
しかーし!!甘かった!!ここまで来ても PIXAR を見くびっていた!!何なの!?この映画は!!!
もうね、非の打ちどころがないなんていうものじゃない。泣いた。感動した。感動なんて陳腐な言葉じゃ表せないぐらい全てが完璧。これだけの才能を集めることができて、これだけの作品を作ることができる PIXAR はやっぱりすごい。
日本だったら、PIXAR が持っているものの内、たった一つでも持っていたら賞賛の嵐じゃないかと心底思えてくる。PIXAR が “作品” を作ってるとしたら、自分たちは CG というツールを使って無邪気に遊んでるだけじゃないのか!?って。日本のCG作品で、CARS が表現している “目線” 以上のものを表現している作品とか見たことないし!!
毎度のことながら、PIXAR 作品は私には刺激が強すぎます。いろんなことを考えちゃうじゃないですか。。。
刺激が強すぎて寝れなくなっちゃった…(涙
しかもブルーレイで見たんですね。
自分もCARSをブルーレイで(初めてのブルーレイ)見たとき、あまりの鮮烈さに目が見えなくなってしまうんじゃないかと思いました。 そして、どこを取っても非の打ち所の無い繊細な作りこみ。 自分の感想では多くのCG作品は技術的な部分に目が行きがちです。 CGを知らない人たちは「映画」としてを楽しみに見るんですよね。 PIXARのすごいところは、誰しもが「自分に子供が出来たら見せてあげたい」って思わせるところに、映画の本質をも盛り込んでいるところじゃないかって思います。 PIXARには高い技術力の中にも、見る側へのあたたかいものを感じます。
初書き込みで長々とすみませんでした。 感動したもので、つい。。。
ブルーレイの為だけに PS3 を買ったからネ!
日本のCG業界も立ち上がりはかなり早かったのに彼の国みたいに
なれなかったのは、CG屋さんが”お話を作る”っていうことを
放棄したからかもっていうのはよく聞く話だけど、PIXAR 作品を
見てると間違ってないかもなぁと思う。
コメンタリーも途中まで見たけど、”車に興味のない99%の人に
向けて作品を作る”って言ってたのが正にその通りで。自戒の意味も
込めて忘れないようにしないと。