書評

労働法のキモが2時間でわかる本

労働法のキモが2時間でわかる本正月休み読本第二弾はこの本です。正月からこういうネタってどうよ!?と自分で思わなくもないですが、読んでしまった上にタメになるんだから仕方がない(笑。

私自身、ロウドウホウのロの字も知らない労働者で、会社の就業規則は一通り目を通すものの、それがきちんと法律に裏打ちされた制度なのかどうなのか判断することができなかった人の一人です。

正直な話、今の職場でも運用上かなり問題あるんじゃないの?と疑問に思うことが多かったり、そもそも就業規則に記載されている事項ですらかなり灰色な感じのする項目があるとは思っていたものの、それをどうしたらいいのか?という疑問の答えは全く見当がつかないまま今まで過ごしていました。

そういった問題に対してどこから手をつけたらいいのか、足がかりすら掴みづらい労働関係の法律をより身近に感じて、「あれ?そういえばウチのアレはどうなの?」といった疑問を持つきっかけにするにはとてもいい本です。

それと、この本を読んで思ったこと。この本が社員の机のほとんどに置いてあったら、それだけでちょっとした抑止力になるんじゃないでしょうか。無茶な労働を強制される職場環境は、意識の低い会社だけの問題ではなく、それを問題にしない職場の問題でもあるんですから。

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