クラウドマップというサイトが、すごいです。
google など従来の検索エンジンは検索したいキーワードを知っているということが前提でWebページを検索することはできても、キーワード間の類似性や、”そのキーワードに近いけれども知らないキーワード”を探すことが困難でした。
知らないものは探せないという、当然のことを当然にこなしていたんですね。
それに対して最近はタグクラウドを使ってBlog執筆者の興味の傾向を浮き彫りにしたり、ソーシャルブックマーク(SBM)を活用してネット界隈でどういった記事が注目を集めているかを視覚化する試みがなされてきました。こういった機能を活用することで、自分の興味の範囲外のものでもある程度拾い集めることができるようになってきました。
それに付け加えてクラウドマップは、検索結果間のつながりを大きさや距離として視覚化して提示することに成功しています。このマップを見るだけで、自分が興味を持った事柄に近い何かを探すことができるようになっています。
更にこのシステムがいいのは、検索結果表示の上位レイヤーとして機能するので、Blog や SBM の内容、果ては Amazon のような既存サービスの情報まで扱うことができることです。既存のコンテンツをそのまま活用できるのは大きなメリットでしょう(いまのところ、自分で新しいクラウドマップを作ることはできないみたいですが)。
このシステムを使った後に既存の検索エンジンを使うと、目隠しをしたまま手探りで探し物をしているような感じすら受けます。
このサービスは、久しぶりに本当に新しいものを見た!!と思えるものです。今後どのようなサービスが展開されるのかまだわからないですが、注目の技術です。