KATANA には標準で 3Delight がついていて、何もしなくてもレンダリングが可能です。
が。
まあ今のところ現実的に採用可能なレンダラは Arnold でしょう。ということで、Arnold でレンダリングをしてみます。
Arnold プラグイン(KtoA) は標準で含まれていないのでサイトからダウンロードする必要があります(要 Autodesk アカウント)。
ダウンロード待ちの間にドキュメントも読んで何をしなければいけないか確認をしておきます。インストールに関しては Installation のページですね。とは言ってもコロッサスさんが既に KATANA3.0+Arnold を動かすための記事を書かれているのでそれを読めば十分な気がしますががガガガ。
KtoA を使用するためには環境変数を幾つか設定する必要があるようです。私はこのような katana.sh ファイルを作成しました。
#!/bin/sh
export KATANA_ROOT=/opt/Katana3.0v6
export DEFAULT_RENDERER=arnoldexport KTOA_ROOT=/opt/KtoA-2.2.1.0-kat3.0-linux
export “KATANTA_TAGLINE=With KtoA 2.2.1.0”export KATANA_RESOURCES=$KTOA_ROOT
export PATH=$KATANA_ROOT/bin:$KTOA_ROOT/bin:$PATH
export PYTHONPATH=${KTOA_ROOT}/python:$PYTHONPATH$KATANA_ROOT/bin/katanaBin
これを実行すると。。。。
[chiyama@docker ~]$ ./katana.sh
[INFO LicenseCheck]: Interactive License OK
[INFO python.Main]: Launching Katana 3.0v6 …
[INFO python.PyUtilModule.ResourceFiles]: Additional Katana resource paths from KATANA_RESOURCES:
[INFO python.PyUtilModule.ResourceFiles]: /opt/KtoA-2.2.1.0-kat3.0-linux
[INFO plugins.KtoA]: Arnold for Katana loaded, version 2.2.1.0 with Arnold 5.2.1.0 [7c7c9701] linux clang-5.0.0 oiio-1.7.17 osl-1.9.9 vdb-4.0.0 clm-1.0.3.513 rlm-12.4.2 2018/10/19 22:25:43
[INFO python.Main]: KATANA_RENDER_TILE_SIZE defaulting to 256×256
[INFO python.Main]: KATANA_IMAGE_MEMORY defaulting to 11188 MB
[INFO python.Main]: KATANA_IMAGE_DISK_MEMORY defaulting to 8052 MB
[INFO python.Main]: KATANA_SPEC_CACHE_ENABLED defaulting to 1
[INFO python.HydraViewer]: MSAA samples: 16
[INFO python.HydraViewer]: MSAA samples: 16
無事に KtoA が認識されています。
本当に Arnold が使えるのか試してみましょう。おなじみのカメラと .abc ファイルを読み込んで Merge でまとめて、Merge ノード上で右クリック→Preview Render を実行します。
すると、図のように Monitor 上に画像がレンダリングされました。ウォーターマークも入っているので間違いなく Arnold でレンダリングされています。