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なんか違うな。。。

前の記事、勢いで書いたもののやっぱり違うなぁと思ったり。自分語りしてもしょうがないんですよね、、、

常々感じているのは、学校から輩出した人材を採用する企業が、単に「最近の学生は使えない」とか「学校で必要な教育をしてくれない」と文句を言うだけで具体的に自分たちがどのような人材を欲しているのか、学校に対してきちんと伝えられていないんじゃないか?ということなのです。

「いやいや、ウチはやっているよ!!でも、学校が応えてくれないんだよ」って思う人も多いでしょう。ちょっと待ってください。そのメッセージ、本当に伝わっていますか?

学校と産業界って普段我々が思っている以上に断絶されていて、それこそ別の文化・世界と交流するんだというくらいの心構えで意思疎通をしないといけないんじゃないかなぁと思っています。海外の人と交流するときの心構えとして、「同じ人間というだけで接点は何もないんだと思え」ということを言った人がいましたが、それくらいの認識のほうを持ったほうがいいと思います。

例えばCEDEC最終日の”情報処理学会グラフィクスとCAD研究会・発足30周年記念 ~ CGリサーチフォーラム:パネル討論:原点回帰! ~ CG研究が見過ごしてきた技と感性とは?“でも五十嵐先生が発言されていましたが、研究者は論文を書くのが目標で、そしてそれが成果です。それに対して会社というのは技術をパッケージとしてまとめて製品として世に出す(そして利益を得る)のが目標です。この時点で、産学協同なんてものは普通成り立つわけがないのです。

更に悪い話をすれば、各種補助金を使った研究や事業になると、補助金を得る(そしてそれを糧に数年間生き延びる)のが目的になっている事例が多々あります。補助金を出す側も、実際の成果よりも書類が重要だったりしますしね。

そういう”違い”をきちんと認識した上でどのようにコミュニケーションを取るか戦略を練らないと絶対にうまくいかないです。「そんなの当たり前だよ!!」って思うことですが、じゃあその当たり前ができている例ってどれくらいあるんでしょう?少なくとも日本では、、、、、まあ厳しいんじゃないでしょうか。

かく言う私も全てにおいて手探りで進めている段階です。おかしいですよね。昔は大学生だったはずなのに大学が何を求めているのかわからないんですから(笑。

とまあ、前置きが長くなったわけですが「何を勉強したら就職できるんですか?」という質問に対する回答を考えてみました。主なターゲットは大学生になります。卒業後、即座に現場で活躍することを求められるような専門学校や職業訓練校はまた別の基準になると思います。

・学術系にしても、産業系にしても、その場にいる人たちが共有している「暗黙知」を身につけた(もしくは身につける下地のある)人物
「暗黙知」って漠然としていて難しいですが、あるクラスタに所属していると絶対に知っている知識っていうのはあるわけです。例えばプログラマであれば仕事で使わなくてもUNIXの基礎は知っているとか、計算機系であれば”情報量”とか”エントロピー”とかいう言葉を聞けば文字通りのそれではなく、その言葉が表わす概念がきちんと頭の中に浮かぶとかそういうことです。

これは知らなかったら会話が成り立たないし、何かの文献を読んだ時にもそのバックグラウンドが読み取れない(=自分で情報を仕入れることができない)ので致命的なディスアドバンテージになります。

・何か一つのことを極めたことのある人物
すごく狭い範囲でも、一定のレベルに達したことがある人は全く違うことをしても自分がどの程度のレベルにいるのか、どこまで達しなければいけないのか肌感覚でわかるようになります。この感覚は、やってみないと絶対にわからないし、机に座って勉強することで得られるものでもないです。

・複数の世界観を身につけている人
エンジニアだけれども絵を描くのもとても上手とか、複数の世界を自分の中に持っていてそれを上手く混ぜて表現することのできる人は素晴らしいです。
一つの世界を極めることもとても大事ですが、新しいことや面白いことは世界の境界から生まれることが多いです。

これは諸刃の剣で、ただの器用貧乏になる可能性も高いのでうまくバランスを取る必要もあります。

必須ではない知識・技術
いわゆる小手先の小技です。ポートフォリオなんかにはしやすいし、わかりやすいのでそちらに逃げがちですが正直”それで?”と思わなくもないです。

  • ○○のライブラリ使えます/使ったことありますという経験
  • ゲームを作ったことある

サークルとか学園祭で作るには全然いいんですけどね。そういう自主活動で何かを作るというのは素晴らしいし、そういう環境であれば別です。逆に、こういった方向性でも一つのことを極めていれば面白いと思います。

以上、ものすごくざっくりかつ概念的な話になってしまいましたが、こういう方向性を持った人物はぜひ一度会ってみたいと思うし、方向性が合えば一緒に仕事をしてみたいと思います。

もっと具体的な話しないと意味ないよ!!というご意見もあるかと思いますが、具体的になればなるほど結局は自分が体験してきた世界をそのまま体験した人材(=俺クローン)ということになってしまうので、それってどうなの?と思わなくもないです。それでも具体的に!!というお話であれば前回のエントリが参考になるかと。

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