カテゴリー: CG

CG, 書評

PROGRAMMING MENTAL RAY 第一章

PROGRAMMING MENTAL RAY

“RENDERING WITH MENTAL RAY” はビックカメラに在庫が無くて取り寄せで一週間かかるとのことなので、それは注文するとしてとりあえずは”PROGRAMMING MENTAL RAY” を読んでいくことにしました。

今日は仕事の待ち時間に第一章(+二章途中まで)読了。第一章は mental ray の機能説明なので概要だけなのかな?と思って甘く見ていたら結構詳細に書かれていて驚きました。名前は出てこないものの、マイクロポリゴンの解説やパラメトリック曲面の分割アルゴリズム、果てはメモリマップドテクスチャの話など、盛りだくさんです。

第二章もちょっとだけ目を通したんですが、こちらは多少なりとも .mi についての知識と経験がないとキツイかも。書いてある内容はわかっても、実際に理解して使えるか?と言われると無理(笑。あんまり詳細にこだわらないでザーっと目を通しつつ、サンプルデータを触りながら感覚を身につけたほうがよさそうな感じです。

で、本家の mental images: Literature のページを見て気付いたんですが、原書は第二版が出てるんですね。こちらなら ver. 3 に対応してるとか(涙。日本語版は…無理でしょうねぇ。第一版ですら採算度外視だったみたいですし。

とりあえずは古いけど日本語版で勉強して、そのうち原書に当たることにしますかね(弱

CG, 雑記

RENDERING WITH MENTAL RAY

RENDERING WITH MENTAL RAY

“選択と集中”と言っておきながら、”RENDERING WITH MENTAL RAY” は読んでおこうかなと思います。自宅で読むんではなく、会社でシミュレーション待ちとかレンダリング待ちの隙間時間にちょくちょくっていう感じで読みます。

最近は重いシミュレーションをかけたりして小一時間待つことが多々あるんで、待ち時間が結構バカにならないんですよね。本当は超速マシンを導入して待ち時間を短縮するべきなんでしょうが、それもなかなか叶わないのが現実です。まあ、ボーッとしたり Blog 漁りをするよりは百倍有意義でしょう。

個人的には Menral Ray ってあんまり好きじゃないんですけど(具体的に何がってわけじゃなく、イメージがw)、今メインのレンダラとして使うなら一番現実的な選択肢だと思います。プロダクションレベルで実績もあるし、何より 3ds max で使うとライセンス無制限っていうのが貧乏プロダクションには嬉しい限りなんですね。

…で、思い立ったが吉日ってことで早速 Amazon で注文しようとしたら、何と3〜5週間待ちじゃないですか!!ガッデム!!5週間もあったら、一通り読み終っちゃうよ!!

有楽町のビックカメラに在庫があるのなら、そこで買うことにします。iPhone効果でポイントがかなり溜まってるから一万円も払わずに買えるはず。明日朝一で問い合わせてみることにしますかね。

CG

RenderMan

やっぱり RenderMan コンパチなレンダラ使いたい。RealFlowで作ったアホみたいに複雑なメッシュとかレンダリングするなら RenderMan がベストな気がする。3Delightはあるハズだからこれを使うか…

ただ、RFのデータをRIB化する方法が微妙。maxのRIBエクスポータはどうかと思ったけど微妙な予感。ここはやっぱり Maya を使うのがいいか。

もしくは bin ファイルから RIB に変換するツールを作るか。これはそんなに難しくなさそうな気がするけどシェーダやら何やらをどうするか?という別の問題があったり。そもそも RIB なんてまともに触ったことないしw

とにかくレンダラまわりは経験が少なすぎてわからないことだらけなのが困る。いろいろ勉強しないとなぁ。

CG, コンピュータ, 書評

スティーブ・ジョブズ 神の交渉力

スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)

akiras さんから本を頂いたので、早速読んでみました。

この本はちょっと前に話題になってて、私も読みたいなと思ってたのでちょうどよかったです。

いやいや、この本に出てくるジョブスは、正に極悪非道、鬼畜と言うしかない酷い人物です。自分の気に食わないことをした人間は即クビ、どんなに会社に貢献した人物だとしても、存在した痕跡すらすっきりと消してしまうほどの非情さを持つなど、伝説のスピーチをした人間と同一人物とは全く思えないです。

だからこそ今の Apple があり、PIXAR があるんだとも言えるんでしょうが近くにいる人はたまったものじゃありません(笑

ただ、本書の内容はどこまでが事実で、どこからが著者の主観や憶測で書かれたことなのか曖昧な点が多すぎるので話半分、どちらかと言うと読み物として楽しむ程度に留めておいたほうがいいんじゃないかとは思いました。間違っても、ここに書かれているジョブス像を鵜呑みにして同じように振る舞うなんていう愚行だけはやめましょう(笑。ジョブスだからこそできることなんですから。

あと、各エピソードの終りに挟まれている著者の小噺が一々鬱陶しいです。途中からこの部分は読み飛ばしてしまいました。松下幸之助とかの話をされてもねぇ…本書が想定している読者は興味を持つ話なのかもしれないですけど。

CG, コンピュータ

Vaio type Z

CGトラッキングさんの記事を読んでたら、Vaio type Z が欲しくなっちゃいました。

【物欲】 予約開始!CGも出来るモバイルノートPC『VAIO typeZ』を注文してみる

スペックだけ見ても、私が今使ってる type G の倍ぐらいは性能アップな上に、GPU に NVIDIA GeForce 9300M GS 搭載っていうのが魅力的です。これだったら、Houdini とかもそれなりに使えちゃったりするんでしょうか?

というか、このスペックだと仕事で使ってるマシンよりも性能がいいかも(ぇ

モノは試しと、さっくりと Web で見積りをとってみたら 264000円でした。うーん。今使ってる type G が幾らになるんだろう?あんまり保護とかキズとか関係なくガスガス使ってるから、下取りは期待しない方がいいんだろうなぁ。

…と思ってちょっと調べたら、最大で58000円ナノカ… Y!Auction だと 30000円とかで出てるよー。これだったら実家で使ってもらったほうがいいなぁ。 ガックシ。

CG, Houdini

Introduction to Fluid Dynamics in Houdini

Houdini の新しいチュートリアルが Sidefx.com に掲載されています。

Introduction to Fluid Dynamics in Houdini

総時間 2 時間 48 分(!!)という、とてつもないボリュームのチュートリアルです。これは、今週末はこのチュートリアルを進めるしかないですよ!!

本チュートリアルの最大の目玉は何と言っても”15 Shattering a Glass of Water”でしょう。Houdini9 のデモリールでもひときわ目をひく、水の入ったコップを弾丸が突き抜けるアレです。これは楽しみ!!

CG

ICE on Softimage|XSI

ちょっと話題に乗り遅れた感がありますが、Softimage|XSI ver.7 に搭載された ICE がかなりイイカンジです。

あんまりテクニカル的なことに興味がない人にとっては「何がすごいのかわからない」とか「○○(プラグインの名前)を買えばできるよね」という感想しか持たないようですが、とんでもない!!これはものすごく Cooooool!!ですよ!!思わず会社で、ICE のビデオを使って何がスゴイのかプチデモンストレーションをしちゃいましたw

ICEのようなシステムの一番の強みは、全ての機能に統一したアプローチでアクセスできるところです。

このようなシステムが無いとどうなるでしょう。

例えば、水のシミュレーションをしたいとします。最近だったら RealFlow を買えば手軽にシミュレーションできますね(ン十万円出せば)。ところが、その計算結果を使って更に手を入れたいとなった時に困り果てることが多々あります。

よくあるのが、水しぶきはシミュレーションを使ってそれっぽく発生させたいけれども、その後は自分で制御したいというシチュエーションです。

こういう場合、まず RealFlow でしぶきを発生させて、それを 3dsmax などのCG ソフトへ持っていくのですが、そもそも RealFlow の計算結果をベースに更に演出的な動きを加えるというのがいろいろ手続きが必要だったり、そもそも標準ではそんなことできない!!ということがあったり(3dsmax の ParticleFlow に .bin を読む方法が無いよ!!とか)と、やりたいのにできないことが多すぎるんですね。

これはプラグインでも同じことが言えます。あるプラグインで計算した結果を別のところに使いたい場合、そのための手段が用意されていないと完全にお手上げになっちゃいます。

その点、ICE のようにきちんと プラットフォーム化してくれて、その上に環境が整ってくれれば、このような瑣末なことに惑わされずに、考えたことをそのまま形にすることができるようになってくれる可能性が広がります。

ICEはまだできたてで、本当にどこまでいけるのか未知数なところはあります。実際に触ってみたらとんでもなく期待外れということもあるかもしれません(笑)。が、大きな可能性を感じるプロダクトです。

…といろいろ書いたものの、これって結局 Houdini が昔からやってることなんですよね。だからこそ私は Houdini が好きなんですよ。

CG, コンピュータ

CGムービープログラマー募集

memlogさんの記事より。

CGムービープログラマー募集@SQUARE ENIX

VisualWorks、何やるんだろう?募集要項を見ると、すごく面白いことができそうな気がするんだけど。社内でピンで技術屋をやるのも面白いけど、VW みたいに大規模な体制で時間とお金をかける開発仕事も魅力だよなぁ。無い物ねだりなんだろうけど。

カタログスペックだけだったら(w 受かるなぁと思いつつ、ほんとに受かるのぉ?という気持ちもありつつ、どんな会社なんだろう?という興味もあるものの、結局今の仕事があるから受けることはできないんだけど。そもそもゲームとかしない(し、興味もあまりない)んでVWに行ってもどうなんだろう?っていうのもあるし。

でも、魅力的な求人なのは確か。ウチの会社だと、こんな求人は出せそうもないなというのが一番の問題かも。