月: 2008年1月

料理

ドライトマトのオリーブオイル漬け

ドライトマトがあったので、オリーブオイル漬けを作りました。


ドライトマト

作り方は至って簡単。

お湯を沸騰させて、火からおろしてちょっと冷やした後にドライトマトを入れて蓋をして五分待ちます。


投入

五分経ったらお湯から上げて、ザルで水を切りながら三時間待つ。


ザルで三時間

三時間ほど経ったら待ちに待った瓶詰めです。その前に、使いやすいように丁度良い大きさに切っておきます。

丁度良い大きさに切る

あらかじめ熱湯やアルコールで消毒しておいた瓶に詰めます。好みに応じて唐辛子を入れたりハーブを入れたりニンニクを入れたりします。今回は唐辛子と胡椒で風味をつけてみました。

詰める

そして瓶詰め完了。後は楽しみに待ちながら寝かせます。翌日から美味しく食べられるみたいですが、私は一ヶ月から半年ぐらいかけて楽しみます。

瓶詰め完了

Let’s enjoy!!

コンピュータ

Python

私は普段スクリプト言語に Ruby を使っているんですが、最近はアプリケーションの組み込み言語として Python が採用される事が多い(というか、ほとんど Python!!)ので、Python でコードを書く事が多いんですね。

個人的には Python は “ブロックの範囲をインデントで指定する”なんて腐った仕様が大ッ嫌いな上に、文法のセンスの無さにいちいちイライラさせられるので極力触りたくない言語のうちの一つなんですけど。というか、Ruby が余りにもよく出来すぎているんですよ。Ruby マンセー!!

ところが、今仕事で一番需要があるのが Python っていう悲しい現実もあるわけです。先日もテキストファイルを読み込んでパースするだけで数時間かかったりしてましたし。Ruby で書けばモノの10分で終るのに!!

とは言え、このままじゃどうしようもないのでメインで使うスクリプト言語を Python に変えようかなぁと最近思ってます。少なくとも基本的な文法とタプルやディクショナリぐらいはスラスラ使いこなせるぐらいにならないとどうにもならないですからね。

とりあえず、今週末はネットの資料をいろいろ漁ってみる事にします。

コンピュータ, 雑記

(都合の?)良いプログラマの見分け方

Geekなぺーじ : 良いプログラマの見分け方を読んで思った事。

良いプログラマの見分け方というか、良いプログラマになるために必要な要素という意味ではここに上げられている事柄は全て大事だし、プログラマに限らず優秀な人って誰でも同じ事をしていると思うんですよ。プログラマだったら暇があればプログラムを書いていたり、絵描きさんだったら落書きをしていたり。

それはいいんですけど、それを勘違いして、仕事でも「好きな事やってるんだから自分で学習して当たり前でしょ?でも、業務ですぐ使う訳じゃないから自腹でやってね。使えそうだったら取り上げるから」っていうことを当たり前のように口にする人が多いのがどうなのよ〜?と思ったりします。

それってつまり、会社や上司から見たらリスクフリー、コストフリーで新しい技術なり資産なりを手に入れようとしているわけで、余りにもムシが良すぎる考えじゃないかと思います。ちょっと前に問題になった、”QC活動の時間は業務時間かどうか?”という議論も根っこはおんなじですよね。

自学自習して身につけた技術や資産を仕事に転嫁したらその分の見返り(上っ面の褒め言葉とかではなく、もっと実利的な!)があるならともかく、それすら無いまま自己研鑽の名の下にプライベートな資産(お金ももちろん、時間も)を差し出しなさいというのは単に労働者を食い物にしてるだけに過ぎないです。

更に悪い事に、プライベートを削ってでも自分の技術を磨こうとするぐらいハマってる人は、食い物にされてる事に気づかずに突き進んでしまう事が多いんですね。そういう人たちは、周囲にも同じ事を要求する傾向が高いので困ったものです。

個人の成果物を仕事に取り入れる時に、搾取されるのではなくきちんとリターンを得るいい方法ってないものなんでしょうか。

プログラマであれば作ったプログラムをシェアウェア化して、そちら経由で回収する方法はどうかなぁと考えたこともあるんですが、それも結局うまくいかないんじゃないかという気がするんですよね。

コンピュータ

クラウドマップ

クラウドマップというサイトが、すごいです。

google など従来の検索エンジンは検索したいキーワードを知っているということが前提でWebページを検索することはできても、キーワード間の類似性や、”そのキーワードに近いけれども知らないキーワード”を探すことが困難でした。

知らないものは探せないという、当然のことを当然にこなしていたんですね。

それに対して最近はタグクラウドを使ってBlog執筆者の興味の傾向を浮き彫りにしたり、ソーシャルブックマーク(SBM)を活用してネット界隈でどういった記事が注目を集めているかを視覚化する試みがなされてきました。こういった機能を活用することで、自分の興味の範囲外のものでもある程度拾い集めることができるようになってきました。

それに付け加えてクラウドマップは、検索結果間のつながりを大きさや距離として視覚化して提示することに成功しています。このマップを見るだけで、自分が興味を持った事柄に近い何かを探すことができるようになっています。

更にこのシステムがいいのは、検索結果表示の上位レイヤーとして機能するので、Blog や SBM の内容、果ては Amazon のような既存サービスの情報まで扱うことができることです。既存のコンテンツをそのまま活用できるのは大きなメリットでしょう(いまのところ、自分で新しいクラウドマップを作ることはできないみたいですが)。

このシステムを使った後に既存の検索エンジンを使うと、目隠しをしたまま手探りで探し物をしているような感じすら受けます。

このサービスは、久しぶりに本当に新しいものを見た!!と思えるものです。今後どのようなサービスが展開されるのかまだわからないですが、注目の技術です。

コンピュータ

CD-ROM image dump with ‘dd’ on Mac OSX(2)

S0R5 氏から、私の努力を全て無にするコメントを頂きました。

S0R5 Says:
1月 19th, 2008 at 10:18:04

それっていちいち手動でマウント解除とかしなくても「ディスクユーティリティ」使えばできるっぽいですよ。
http://allabout.co.jp/computer/macos/closeup/CU20070220A/
これの「CDまたはDVDを複製するためのディスクイメージ作成」のところ。

おお〜。F○ck’nなのは私だったわけですね(涙

ddなんて時代遅れなことしてちゃダメですか…情報ありがとうございます〜>S0R5君

コンピュータ

CD-ROM image dump with ‘dd’ on Mac OSX

Mac OSX 上でdd コマンドを使って CD-ROM からディスクイメージを取り出す方法のメモ。意外とハマります。

イマドキ dd なんて使うな〜っていう声が聞こえてきそうな気もしますね。

単にCD-ROMを挿入してターミナル上で dd をすると、ディスクがマウントされてしまっているためにエラーになる。

[lain:~/tmp] chiyama% dd if=/dev/disk3s0 of=cdimage.iso bs=10240
dd: /dev/disk3s0: Resource busy
[lain:~/tmp] chiyama% mount
/dev/disk1s2 on / (local, journaled)
devfs on /dev (local)
fdesc on /dev (union)
<volfs> on /.vol
/dev/disk0s2 on /Volumes/Data1 (local, journaled)
/dev/disk2s2 on /Volumes/Data2 (local, journaled)
automount -nsl [265] on /Network (automounted)
automount -fstab [306] on /automount/Servers (automounted)
automount -static [306] on /automount/static (automounted)
/dev/disk3s0 on /Volumes/LDOCE_CD2 (local, nodev, nosuid, read-only)

脊椎反射で umount。

[lain:~/tmp] chiyama% sudo umount /Volumes/LDOCE_CD2
Password:
[lain:~/tmp] chiyama% mount
/dev/disk1s2 on / (local, journaled)
devfs on /dev (local)
fdesc on /dev (union)
<volfs> on /.vol
/dev/disk0s2 on /Volumes/Data1 (local, journaled)
/dev/disk2s2 on /Volumes/Data2 (local, journaled)
automount -nsl [265] on /Network (automounted)
automount -fstab [306] on /automount/Servers (automounted)
automount -static [306] on /automount/static (automounted)

そのまま吸い出し。

[lain:~/tmp] chiyama% dd if=/dev/disk3s0 of=cdimage.iso bs=10240
68655+1 records in
68655+1 records out
703035392 bytes transferred in 299.878767 secs (2344399 bytes/sec)
[lain:~/tmp] chiyama%

It works!!

しかしここで問題発生。このままだと CD-ROM が取り出せないらしい。 F○ck’n OSX!!

umount した事が原因ポイので、手動で mount しなおす。

[lain:~/tmp] chiyama% sudo mount -t cd9660 /dev/disk3s0 /Volumes/LDOCE_CD2
chiyama is not in the sudoers file. This incident will be reported.
[lain:~/tmp] chiyama%

おぉう。/etc/sudoers の編集が必要なので、編集。

# %users ALL=/sbin/mount /cdrom,/sbin/umount /cdrom

この行のコメントアウトを外す。その後、再び mount。

[lain:/private/etc] chiyama% sudo mount -t cd9660 /dev/disk3s0 /Volumes/LDOCE_CD2
[lain:/private/etc] chiyama%

上手く行った感じなので、F12 キーを押してディスクを取り出し。ふー。

OSX って、ディスクのマウント周りは気をつけないとハマる事が多い気がする。ネットワークドライブのマウント中に、相手が見えなくなると Finder が反応しなくなるとか。

コンピュータ

ジョブズの卒業式スピーチを字幕で

mbp&co: ジョブズの卒業式スピーチを字幕で

Mac, iPod, iPhoneを世に出した、アップルの創業者でもあり現CEOのスティーブ・ジョブズが2005年に行った感動的な卒業式スピーチ。
もう何十回も見たスピーチに、字幕を付けてみました。

このスピーチが行われた当時、私も日本語訳と原文両方にあたってとても感動した事を覚えています。今回字幕付きのバージョンでムービーを見返してみましたが、本当にこのスピーチは素晴らしい!!心が震えるというのは、こういう時を言うのでしょう。

一度文章で読んでるよ〜という方も、ぜひムービーで見る事をおすすめします。 文章とは違って表情や声のトーン、雰囲気まで伝わってくるので全然違います。

-Stay hungry, Stay foolish.

書評

ちょいデキ!

ちょいデキ! (文春新書 591)

北斗神拳のごとき達人仕事術より、誰でもできる太極拳的仕事術を

会社に朝早く行くのもダルい、ムダな仕事はできるだけしたくない、残業なんてしないでサッサと帰りたいと思ってばかりのユルユル(ここまで行くとダメ人間?)な私も本書を読みながら思わず「そうそうそう!!」と頷いてしまいました。

ユルい語り口で語られている内容も、よくよく見れば普通のビジネス書に書いてあるものとそれほど違いはありません。でも、ちょっと視点が違うだけでこれほどまで気楽にできるのか!!と驚くほど、肩の力の入り方が違います。

北斗神拳なんか扱えない凡人の私でも、「壮大な目標は立てない、どうでもいい事からでもいいから、とりあえず何かをしてみる(“コーヒーをいれる”でもいいんだよ!)、大きな目標より小さな目標を立ててちょっとづつやろうよ」なんて語られたら実践せずにはいられません。

この記事も、”五分後の自分”を夢見ながらコーヒーを飲んでから書き始めました。これでちょいデキ!に一歩近づけたわけですから、カンタンカンタン!

書評

効率が10倍アップする新・知的生産術—自分をグーグル化する方法

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法前回のエントリに続いて、勝間和代氏の著書の紹介です。本書は流れ的には年収10倍シリーズの後に続くものとなります。

実は、本書が出た時には”さすがに三匹目のドジョウはどうなんだろう?”と思っていました。ところがどうして、同じ事柄の焼き直しかと思いきやとんでもない!!完全に侮っていました。

年収10倍シリーズは勉強するためのテクニックに重点が置かれた構成になっていたのですが、本書では勝間氏がなぜ、そしてどのようにして自身の知的生産性を向上させてきたのか、氏のベースになっている考え方やアイデアまで含めて包み隠さず書き記されています。

特に私が気になったのは氏が「フレームワーク力」や「ディープスマート力」を身につける事になった経緯とその手段でした。私も何となく聞きかじりや勘でフレームワーク的な情報処理や伝達をする事はあったものの、はっきりと技術として意識をした事は一度もありませんでした。ところが、

「マッキンゼーで、フレームワークのない会話なんて、主婦やサラリーマンのおしゃべりと同じだよね」

とまで言われているフレームワークに焦点を当てて振り返ってみると、これまでも会議中にお互いの会話が噛み合なかったり誤解を生じる場面に突き当たった時などフレームワーク力が足りなかったのではないか?と思える事が多々あります。

この件に限らず、本書は何度も読み返して一つづつ自分のものにする、言うなれば知的生産の為のリテラシーを磨いていくためにすばらしい道しるべになってくれること請け合いです。

書評

お金は銀行に預けるな

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)年末年始読書記録第三弾。去年立て続けに本を出版して、そのどれもが大ヒットを飛ばした勝間和代氏の”お金は銀行に預けるな”です。

本書は”金融リテラシー”という、普通の人がちょっと目にしただけで全速力で逃げ出してしまいそうなムズカシそうな話題を実例を交えながら簡単な言葉でわかりやすく説明しています。

説明するに限らず、読者が本書を片手にいろいろな情報にあたり、自分の目で見て頭で考えるための手がかりを与えてくれているのが本書の大きな特徴です。

新書なのでザーッと読み流すだけなら1,2時間もかからない分量ですが、本書で示されている生の情報に当たって、自分で考えているとどれだけ時間があっても足りない気がしてきます。実際、私も一度流し読みした後に半日かけて情報をたどって見ましたが、それだけでも新鮮な刺激を感じることができました。

更に後半に進んで実践編に進むと、まるで目の前に勝間氏本人がいて、直々に指導を受けているんじゃないかと思えるような 濃密なカリキュラム(そう、カリキュラムなのです!)が組まれています。さすがにこれは半年~数年、数十年と続く課題なのですぐにこなすことができないので、徐々に身につけていきたいと思っています。

本書を読んですぐに金融リテラシーが身につくわけがないのは当然としても、自分で情報にあたり、自分で考えて、時にはチョット痛い目に遭って、その時にまた考えていくことを繰り返せば近い将来必ず自分の血となり肉となることを感じさせる一冊です。