レンダリング時にメッシュをいい感じに分割してくれる機能、Subdivision Surface は皆さんお使いのことと思います。KATANA+Arnold 環境でも当然これを使用可能です。
KATANA では、オブジェクトのアトリビュートの操作もノードベースで行い、そのノードを通ったデータに対して指定したルールに沿って処理することができます。そして、あるメッシュを Subdivision Surface として扱うかどうかもこの方法でおこないます。
Alembic_In で読み込んだジオメトリに対して Subdivision Surface を適用するには ArnoldObjectSettings を用います。
処理を適用するルールは CEL(Collection Expression Language) というものを用います。これを使うことで、単純なパス指定やあるルールに沿って処理をおこなうというちょっと複雑なこともできます。
Custom タイプの CEL を 追加し、/root/world/geo/asset/GEO//*Shape を指定します。これは、/root/world/geo/asset/GEO 以下の階層で *Shpae にマッチするノード全てを選ぶという意味になります。今回のシーンでは、この方法で polymesh が抽出できます。
設定がおわったら Render ノードで Preview Render をするとスムースのかかったメッシュがレンダリングされます。スクリーンショットを見てもわかる通り元のジオメトリはかなり粗いままなので、レンダリング時に分割されていることがわかります。