Maya で言うリファレンスのように別に作成されたデータを読み込んでシーンを構築する方法が KATANA にもあります。これを LiveGroup と言います。
LiveGroup を使用するには、まずノードをグループ化します。グループ化したいノードを選んで ‘g’ キーを押すと Group が作成されます。
続いて、グループを LiveGroup 化します。これはグループ上で右クリック→Convert to LiveGroup でできます。
こうすると、アイコンに雷マークがつきます。この LiveGroup 化したノードをファイルに出力します。ノードの上で右クリック→Publish で出力できます。
この時出力されたファイルは .livegroup という拡張子になり、通常の .katana とは分けて考えられます。
このファイルを使用してシーンを構築します。LiveGroup の読み込みは File メニューから Import LiveGroup でおこなえます。
その他必要なノードを構築します。LiveGroup は Group とほとんど同じですが、中のノードがロックされています。
ここで、元のシーンに Teapot を追加して再度 Publish します。
そして、LiveGroup を読み込んでいるシーンで Reload をします。
無事に LiveGroup の内容が更新されました。
このように、アセット作成や Lookdev、アニメーション作成やライティングといった作業フェーズ毎にファイルを分け、成果物を .livegroup ファイルとして出力することで一つの最終シーンをあたかも複数人が同時に更新をおこなっているかのようなパイプラインを組むことができます。