CG, KATANA

KATANA でバッチレンダリング

Lookdev 環境も作り、チェック用のターンテーブルも作成したら後やることと言ったら連番画像のレンダリングです。

KATANA は標準では GUI から連番画像のレンダリングには対応しておらず、コマンドラインからのバッチレンダリングをおこないます。

バッチレンダリングをおこなうためには KATANA にバッチレンダリング用の引数を渡して実行する必要がありますが、”KATANA+Arnold でレンダリング” でArnold を有効にするために起動用の sh スクリプト経由で KATANA を立ち上げるようにしています。そこで、このスクリプトを少し改変して引数も受け付けるようにします。

#!/bin/sh
export KATANA_ROOT=/opt/Katana3.0v6
export DEFAULT_RENDERER=arnold
export KTOA_ROOT=/opt/KtoA-2.2.1.0-kat3.0-linux
export "KATANTA_TAGLINE=With KtoA 2.2.1.0"
export KATANA_RESOURCES=$KTOA_ROOT
export PATH=$KATANA_ROOT/bin:$KTOA_ROOT/bin:$PATH
export PYTHONPATH=${KTOA_ROOT}/python:$PYTHONPATH
$KATANA_ROOT/bin/katanaBin "$@"

最後の行を編集しているだけです。これで OK です。

レンダリング先の出力設定は RenderOutputDefine ノードでおこないます。

outputName に Render ノードで指定する出力名(今回は beauty としました)、type は今回は color、 colorSpace は sRGB にします。そして、カメラはシーン中にある、レンダリングに使用したいものを選びます。

locationType を file にすると renderLocation で出力先ファイル名を指定できるようになります。指定先ファイル名は /path/to/render.####.exr という形式で指定します。

出力先指定が出来たら Render ノードの設定をおこないます。

そして、ここは注意事項なのですが私の環境では一度 Render ノードでレンダリングをおこなわないと出力先として RenderOutputDefine で指定した outputName が表示されなかったです。

レンダリングをおこなうなどして beauty が選択可能になったことを確認したらファイルを保存します。

さて、レンダリングです。ターミナル上で

$ ~/katana.sh –batch –katana-file=./turntable.katana –render-node=Render -t 1-100

のように実行します。パスやフレームレンジは適宜読み替えてください。

Arnold のレンダリングログが出力され、レンダリングが始まります。ちなみに、この実行モードは Batch モードといい、KATANA の GUI を使用するためのライセンス(インタラクティブライセンス)とは別のバッチライセンスが必要になります。

そんなこんなでレンダリングしてムービー化してみました。ターンテーブルとしてはいろいろとどうなの?というところはいろいろありますが(汗、とりあえずできました。やったね!!



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